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産前産後/育児休業等取得者申出書をRPAにより自動化⑤

社労士RPA 34

 

今回は「産前産後/育児休業等取得者申出書をRPAにより自動化④」の続きを解説させて頂きます。

 

② 人が入力する用のシート(事業者情報)」に関しては、入力する機会がそもそも少ない(一度入力してしまえばそれで済む)内容なので、最初からRPA用の形式で入力する形にしました。

しかし、従業員情報に関しては対象者によって毎回内容が勿論違う(名前も生年月日も)ので、RPA用に細かく入力していると手間がかかってしまいます。

業務自動化(業務効率化)が本来の目的なので、作業する方の負担を最大限に減らした形にしたいです。

その為に存在しているのが、

③ ①をRPA用に変換するシート

こちらになります。
 
①のシートに入力した情報を、産前産後/育児休業等取得者申出書の形式に合わせて、そのままコピー&ペーストできる形に分解する為のシートが③です。
 
②のシートと同様に、1行目には変数名をそれぞれ割り振っています。
 
 
上記の産前産後/育児休業等取得者申出書のフォーマットの形に合わせて、セル毎に値を分けたシートです。
 
 
例えば日付であれば
 
・令和2年9月1日
 
というひとつの情報を
 
・令和
・2年
・9月
・1日
 
と4つの情報に分解するという意味です。
 
 

ちなみに「既に社労士専用ソフト内に情報があるからわざわざExcel内に貼り付けたくない」と感じた方もご安心ください。

その場合には

・ロボットによって社労士専用ソフト内から値を取得
・Excelに貼付け~入力先に合わせた形に分解~
・入力先へ貼付け

という流れで自動化が可能です。

 

社労士専用ソフト内でも、生年月日等の日付、基礎年金番号等の情報はまとまって入っているかと思います。

その情報を、産前産後/育児休業等取得者申出書のフォーマットの形に合わせて分解しないといけないので、いずれにせよロボット動作内でExcelには一度入力する必要がございます。


次回コラムではロボットの解説というよりはExcelの解説になってしまいますが「どのようにロボット用に①のシートのデータを分解したか」を解説させて頂きます。

 

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