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雇用保険被保険者資格取得届の作成を自動化① ~ロボットを組む前に~

投稿日:2020-12-13
雇用保険被保険者資格取得届



こんにちは。社労士事務所RPA研究会事務局です。

今回は、ハローワークの雇用保険被保険者資格取得届を、RPAで自動化するロボットをご紹介します。
まずは「どのような流れでロボットを組むか」という構想から考えます。

人が作業する場合の流れは次のとおりです。

  1. CSV・Excel・専用ソフトに入力されている取得者情報を参照し、ハローワークインターネットサービスへ入力する

  2. 入力後にPDFなどへ出力し、帳票を作成する

  3. 資格取得者の人数分だけ、この作業を繰り返す

今回は、この①の考え方を解説します。
例ではExcelを使用しますが、基本的な考え方はどのツールでも同じです。


■ 転記の考え方が重要

まず「どこからデータを参照し、どう貼り付けるか」を決めます。
これはロボットを作るうえで非常に重要なポイントです。

例として「被保険者番号」を見てみましょう。

被保険者番号①

ハローワークインターネットサービスでは、被保険者番号の入力欄が3つに分かれています。

しかし、Excelでは1つのセルにまとまっている場合があります。

被保険者番号②

Excelでは1つの情報ですが、転記先は3つです。
この場合、ロボットの中で3つに分割する処理を加えるよりも、Excel側であらかじめ3つのセルに分けておくほうが効率的です。

このように、転記先の仕様に合わせて、コピー&ペーストしやすい形に整えることが大切です。
Excel関数を使えば、1つのセルから3つへ分割する処理も簡単に行えます。

被保険者番号③


■ まず整理することでロボット作成がスムーズに

RPAで作業を自動化する際は、最初にこのような準備を行うことで、ロボットが非常に作りやすくなります。

次回は、引き続き「雇用保険被保険者資格取得届の作成を自動化する方法」をご紹介します。


■ 難しさを感じる方へ

RPAのロボット作成には、上記のような考え方が必要です。
そのため、最初は「難しい」と感じる方もいます。

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