RPAコラムRPA-COLUMN
雇用保険被保険者資格取得届の作成を自動化① ~ロボットを組む前に~
ハローワークの雇用保険被保険者資格取得届を、RPAにより自動化したロボットのご紹介をさせて頂きます。
まずはじめに「どのような流れでロボットを組んでいくか」という構想から入ります。
人間がこの作業をする際
①CSVやExcel/専用ソフト等に入力されている資格取得者の情報を参照し、ハローワークインターネットサービスに入力
②入力した結果をPDF等に出力をして帳票を作成
③資格取得者の数だけ、この作業を繰り返す
といった流れが基本の形かと思われます。
まずは①の解説をさせて頂きます。
今回はExcelを使用したケースになりますが、何を使用しても考え方は同様です。
・どこからデータを参照し、どのように貼り付けるか
こちらはRPAを組む上で、非常に重要なポイントとなります。
例えばこちらの「被保険者番号」
ハローワークインターネットサービス上では入力先が3つに分かれています。
転記元のExcel上だとこの画像のようにひとつのセルにあるとします
Excel上だと1つの情報ですが、転記したい先は3つあります。
この場合、RPAのロボット動作内で3つに分ける指示を入れるよりも、予めExcelの時点で下の画像のように3つに分けておいた方が効率が良くなります。
このように、転記先の仕様にあわせて、そのままコピー&ペーストできるような形式の入力元を用意すると作業効率がぐっと上がります。
Excelの関数を使用して、1つのセルにまとまったデータを3つのセルに分けて表示するという指示を組みこむことも可能です。
RPAによる作業の自動化を考える際には、まずはこのような作業から入るとロボットの作成が飛躍的にスムーズになります。
引き続き、次回も「雇用保険被保険者資格取得届の作成を自動化」をご紹介させて頂きます。
RPAによるロボットを組む際には、上記のような工程や考え方が必要であり「ちょっと難しい」という印象を持つ方も少なからずいらっしゃるかと存じます。
RPAソリューションズのEzRobotでは、弊社にて作成済のシナリオを無料でダウンロードして微調整のみですぐに使うことが可能です。
是非、お気軽にお問合せください。