RPAコラムRPA-COLUMN
RPA導入を検討される前に
導入後になかなかスムーズに進まないケースのひとつとして「経営側とバックオフィス担当者の考え方の違い」がございます。
・現場側が否定的なパターン
「この仕事が自動化してしまったら、自分の仕事が無くなってしまう。新しい仕事を覚えないといけなくなる。残業ができなくなって給料が減る。」
といった「仕事の変化」に対する不安からではないかと感じています。
とある一般企業様の一例ですが「RPAにより業務自動化をしてかなりの削減になったはずなのに、従業員達の残業がまったく減らなかった」というケースがございました。
こちら結果的には「特にする仕事はないが、残業をしたいから残っていた」という事が発覚いたしました。
「仕事が自動化されるからといって解雇されるわけではない。事務所が生き残っていくため、会社を前進させるため、皆が今後も食べていくために必要なこと」という前向きな気持ち意識で日頃から業務をして頂けないと「これは自動化できない。これもできない。結果的に今までと変わらない」となってしまう可能性がございます。
導入を検討される前に、担当者とはしっかりとコミュニケーションをとって頂くことが大切となります。
・経営側が否定的なパターン
逆のケースもございました。
こちらは理由も様々かと思いますが「業務を自動化した先に何があるか」というところまでプレゼンができたら、結果が変わってきたのではないかと感じます。
業務が効率化できた先に、より売上が上がる行動をとるか、残業代が減って月額料金以上のパフォーマンスを出すか、何かしらの明確なメリットの提案ができたら、また考え方も変わったかもしれません。
どちらのケースも「そもそもの着地したいところの意識が違うから思うように進まない」のかもしれません。
特にバックオフィス業務では、RPAが活躍できる箇所は沢山あります。
ロボットと一緒に仕事をする(ロボットを雇う)ような感覚に近いかと存じます。
RPAはPCさえあれば、24時間365日、文句も言わずに働きます。
病気も怪我もせず、退職もしません。ボーナスや昇給も要りません。
気を遣う必要もないですし、心も折れません。
ミスもせず、処理し忘れるということもございません。
雇用保険、社会保険、労働保険、全て不要です。
ロボットのお試し採用は如何でしょうか。