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RPAが止まる?動かない原因②

投稿日:2021-01-27
RPAが止まる?動かない原因②

こんにちは。社労士事務所RPA研究会事務局です。

今回は、RPAが止まる・動かない原因のうち、次の3つについて解説します。

  • webサイトや専用ソフトの仕様・レイアウト変更

  • メモリ不足等によるブラウザの強制終了

  • ブラウザのバージョンアップによる不具合


1. webサイトや専用ソフトの仕様・レイアウト変更

webや専用ソフトの読み込みを待つ際に「画像待機」という機能を使用している場合、
指定した画像が画面上に存在しない(表示されない)とエラーとなり、
RPAが動かない原因になります。

※「エラーになった場合にはこの動作をする」という条件分岐まで組み込めば、運用での対処は可能です。

原因として多いのが、webサイトや専用ソフト側のレイアウト変更です。

レイアウトが変わることで、
もともと待機のために指定していた画像(画面の一部分)が別の表示になってしまい、
「待機したが指定画像が表示されない」という状態になります。

この場合の基本的な対処は次のとおりです。

  • レイアウト変更後の画面に合わせて、待機用の画像を撮り直す

  • レイアウト変更が頻繁に起こる場合

    • 画像待機の対象位置を見直す

    • そもそも画像待機をやめて、秒数待機など別の方法に切り替える


2. メモリ不足等によるブラウザの強制終了

人がPC作業をしていても、ブラウザを立ち上げすぎると動作が重くなり、
場合によってはブラウザが強制終了してしまうことがあります。

RPAでも同じことが起こり得ます。

繰り返し処理の中でブラウザを次々と開きっぱなしにしていると、
PCの負荷が徐々に大きくなり、最終的にブラウザが落ちてしまうことがあります。

このような場合は、次のような対策が有効です。

  • 繰り返し処理に入る前に「不要なブラウザを閉じる」動作をRPAに組み込む

  • それでも頻発する場合は、動作環境そのものを見直す

EzRobotの推奨動作環境は以下のとおりです。

  • OS:Windows10 64bit

  • CPU:PASSMARK 5000 以上

  • メモリ:8GB以上

  • SSD:4GB以上の空き容量

作業内容によって負荷は変わるため、
「上記スペックなら必ずスムーズ」というわけではありませんが、
余裕のあるスペックを確保することをおすすめします。

※2021年1月時点での推奨スペックです。


3. ブラウザのバージョンアップによる不具合

ブラウザ(Internet Explorer/Google Chrome/Firefox/Edge など)のアップデートや、
何らかのきっかけによって、RPAからブラウザが使えなくなるケースも稀に発生します。

よくある例としては「Chromeが起動できない」という現象です。

この場合、
現在使用している Chrome本体のバージョン と、
Chromeを操作する ドライバ(ChromeDriver)のバージョン が一致していない可能性があります。

一般的には、EzRobot側のドライバが更新されておらず
結果としてバージョン不一致が発生し、
「Google Chromeが起動できない」状態になります。

次回コラムでは、このバージョン不一致が起こった場合の
具体的な対処方法について解説させて頂きます。

 

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