RPAコラムRPA-COLUMN
RPAが止まる?動かない原因③
今回は「RPAが止まる?動かない原因②」の続きとなります。
現在使用しているChromeのバージョンと、Chromeを動かすドライバのバージョンを、手動で統一する方法を、EzRobotのケースを例にして解説させて頂きます。
EzRobotの場合、Chromeのバージョンアップがかかった後にRPAを起動すると「Chromeドライバを更新しますか?」とポップアップがでるので、「はい」を選択すれば良いのですが
何かしらの理由で「いいえ」を選択した後に、ドライバのバージョンを更新したいとなった際には、手動で作業を行う必要があります。
では実際に行っていきましょう。
①
まずはChromeの現在のバージョンを確かめます。
Chrome右上(・が縦に3つ入っている)のボタンを押す ⇒ ヘルプ ⇒ Google Chromeについて
を選択すると下記のような画面が現れます。
こちらが、現在のGoogle Chromeのバージョンとなります。
②
次に「Google Chrome ドライバ」と検索をすると、ChromeDriverをインストールする為のサイトがおそらく一番上に出てくるかと思います。
https://chromedriver.chromium.org/downloads
この中から、①で表示されたバージョンと一致するものを選択してダウンロードします。
完全一致でなくてもかまいません。
今回の①は「バージョン: 88.0.4324.104」
つまりバージョン88なので
ChromeDriver88.0.4324.96を選択しました。
私のPCはwindowsなので、chromedriver_win32.zipを選択しました。
ダウンロードしたzipファイルを展開します。
chromedriver.exe
というexeファイルを入手できました。
③
C:\Program Files (x86)\RPAS\EzRobot\bin\Release
のフォルダ内に、②でダウンロードした「chromedriver.exe」を貼り付け(上書き)します。
元のドライバが入っているので、上書きをしますか?という旨のメッセージが出ます、上書きを行ってください。
④
EzRobotを開いたままにしている場合、一度閉じて、再度開きます。
上記の作業により、現在使用しているChromeのバージョンと、Chromeを動かすドライバのバージョンを、手動で統一することができました。