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産前産後/育児休業等取得者申出書をRPAにより自動化⑦

社労士RPA040

 

今回は「産前産後/育児休業等取得者申出書をRPAにより自動化⑥」の続きとなります。

 

「出産予定日」の日付を分解する方法につきまして

もっと簡単な方法があるかもしれませんが、私が使用した方法は「2回にわけて分割」をしました。

 

まずはこちらのG,H,I,Jの列です。

 

元のシートではセル内の形式を「日付」として入力しているので、「日付」として認識が可能です。


Excelを使用している方はご存じかと思いますが、日付の書式記号がこちらになります。

 

ggg:令和(元号)
e  :1〜99(年:和暦)
m :1〜12(月)
d    :1〜31(日)

 

対象シートの日付が入ったセル(今回は、RPA産休育休リストという名前のシートのE2)を参照して、TEXT表示させます。

空白の場合には、何も表示させないようにしました。


使用した関数はこちらの4つ(G,H,I,Jの列)になります。

 

=IF(RPA産休育休リスト!E2=””,””,TEXT(RPA産休育休リスト!E2,”ggg”))

=IF(RPA産休育休リスト!E2=””,””,TEXT(RPA産休育休リスト!E2,”e”))

=IF(RPA産休育休リスト!E2=””,””,TEXT(RPA産休育休リスト!E2,”m”))

=IF(RPA産休育休リスト!E2=””,””,TEXT(RPA産休育休リスト!E2,”d”))

 

上記の関数によって表示された値(G,H,I,Jの列)を参照に、更にMOD関数とROUNDDOWN関数を使用して表示させたものがK,L,M,N,O,Pの列です。

 

=IF(H2=””,””,MOD(ROUNDDOWN(H2/10,0),10))

=IF(H2=””,””,MOD(H2,10))

=IF(I2=””,””,MOD(ROUNDDOWN(I2/10,0),10))

=IF(I2=””,””,MOD(I2,10))

=IF(J2=””,””,MOD(ROUNDDOWN(J2/10,0),10))

=IF(J2=””,””,MOD(J2,10))

 

となります。

 

出産種別の項目は、そのまま参照するだけなので

=RPA産休育休リスト!F2&””

としました。

変数の一括格納機能を使用したいため、ついでに同じシートに表示させたいという意図で入力しました。

そして、こちらの画像のようなセルが完成します。

ここまでの工程により、1つのセルにまとまった情報を分けることができました。

 

 

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