RPAコラムRPA-COLUMN
産前産後/育児休業等取得者申出書をRPAにより自動化⑩
これまでの内容の応用により、RPA用シートの作成はほぼ全て完成となります。
今回は最後のひとつ「氏名」について解説させて頂きます。
産前産後/育児休業等取得者申出書だけでなく、いろいろなシーンで入力することの多い「氏名」ですが、「姓」と「名」を別々に入力するケースも多々あります。
RPA上で考えると、転記元(今回で言えばRPA用シート)が「姓」と「名」で分かれていればそのまま変数に格納するだけで良いのですが
ひとつになっている場合には、どのようにして「姓」と「名」を判別すれば良いでしょうか?
田中太郎
という名前があったとして、人が見た場合は今までの経験則に基づいて
田中 太郎
という「姓」と「名」の判別ができますが、もしかしたら
田中太 朗
田 中太郎
という氏名かもしれません。
「姓」も「名」も、どちらも文字数にルールはありませんし、このままではRPA上で正確な判定をするのは不可能に思えます。
ということで今回は
・「姓」と「名」の間に空白を入れる
というルールを、人が入力する段階で設けて頂くことにしました。
スペースで判定することができれば、Excelの関数で分けることが可能です。
こちらの被保険者氏名の項目を、下記の関数を使用すると、それぞれ
=IF(A4=””,””,LEFT(A4, FIND(“ ”, A4)-1))
=IF(A4=””,””,RIGHT(A4, LEN(A4)-FIND(“ ”, A4)))
このように分けることができました。
次回は実際に稼働している動画をご紹介させて頂きます。
RPAによるロボットを組む際には、上記のような工程や考え方が必要であり「ちょっと難しい」という印象を持つ方も少なからずいらっしゃるかと存じます。
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是非、お気軽にお問合せください。