RPAコラムRPA-COLUMN

産前産後/育児休業等取得者申出書をRPAにより自動化⑩

RPA 社労士 044

これまでの内容の応用により、RPA用シートの作成はほぼ全て完成となります。
今回は最後のひとつ「氏名」について解説させて頂きます。

 

産前産後/育児休業等取得者申出書だけでなく、いろいろなシーンで入力することの多い「氏名」ですが、「姓」と「名」を別々に入力するケースも多々あります。

 

RPA上で考えると、転記元(今回で言えばRPA用シート)が「姓」と「名」で分かれていればそのまま変数に格納するだけで良いのですが
ひとつになっている場合には、どのようにして「姓」と「名」を判別すれば良いでしょうか?

 

田中太郎

という名前があったとして、人が見た場合は今までの経験則に基づいて

田中 太郎

という「姓」と「名」の判別ができますが、もしかしたら

田中太 朗
田 中太郎

という氏名かもしれません。

 

「姓」も「名」も、どちらも文字数にルールはありませんし、このままではRPA上で正確な判定をするのは不可能に思えます。

 

ということで今回は

・「姓」と「名」の間に空白を入れる

というルールを、人が入力する段階で設けて頂くことにしました。

スペースで判定することができれば、Excelの関数で分けることが可能です。

 

 

こちらの被保険者氏名の項目を、下記の関数を使用すると、それぞれ

 

=IF(A4=””,””,LEFT(A4, FIND(“ ”, A4)-1))
=IF(A4=””,””,RIGHT(A4, LEN(A4)-FIND(“ ”, A4)))

 

 

このように分けることができました。

次回は実際に稼働している動画をご紹介させて頂きます。

 

 

RPAによるロボットを組む際には、上記のような工程や考え方が必要であり「ちょっと難しい」という印象を持つ方も少なからずいらっしゃるかと存じます。
RPAソリューションズのEzRobotでは、弊社にて作成済のシナリオを無料でダウンロードして微調整のみですぐに使うことが可能です。
是非、お気軽にお問合せください。


次回コラムへ

「ロボット解説」に関する新着RPAコラム

最新のRPAコラム

RPAコラムカテゴリー