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エラー原因の解明と修正について

社労士RPA-71-1

こんにちは、社労士事務所RPA研究会事務局です。

今回はエラーが起きた時の原因の発見方法をいくつかご紹介させて頂きます。

 

業務自動化にあたりシナリオを作成したが実際にロボットを動かしてみるとエラーで止まってしまう」ということはよく起こるかと思います。

弊社のEzRobotではエラーが起きてロボットが動きを停止すると、何番目の指示がどのような原因でエラーとなったかがポップアップ表示とともに分かるようになっています。



画像1
社労士RPA-71-2

画像1では左側の作業番号1番、作業内容「Excelセル指定」(Excelファイル・シート・セルを指定し立ち上げる機能)でエラーが起きています。

ポップアップには「シートが存在しません。」との表示があります。

この場合は設定時にシート名が誤って入力されて起きたエラーになります。

また、EzRobotではロボットを稼働させる度に実行ログという形でシナリオの実行履歴がテキストデータで作成されます。こちらを確認することでも何番目の作業でどのようなエラーが起きたかを確認することができます。

 

 

画像2
社労士RPA-71-3

次に画像2では作業番号4番、作業内容「現れるまで」(指定した画像が現れるまで待機する機能)でエラーが起きています。

ここではタイムアウト時間を30秒と設定しており、30秒待機しても画像が現れなかった場合にエラーとなります。

ちなみに1番でアプリ起動、2番で押させたいボタンに移動、3番でエンターキーでボタンを押す、4番で開いたページが表示されるまで待機というシナリオになっています。

 

エラー原因は大きく2パターンに分かれます。

ロボットが止まった際の画面に指定した画像(開きたいページ)が表示されている場合されていない場合です。

表示されていない場合は1~3番の作業、表示されている場合はそれ以外の部分がエラー原因の可能性が高いことになります。

具体的なエラー原因の例と解決方法は下記になります。

■表示されていない場合
・1番でアプリが起動そもそもされていない
 ➡アプリの保存場所が変わっていた➡ファイルパスを修正

・2番でボタンが選択されてない
 ➡アプリやwebサイト等のアップデート等により、ボタンの位置が変わっていた➡ボタンを指定するシナリオを修正

・3番でエンターキーが効かない
 ➡アプリやwebサイト等のアップデートにより、ダブルクリックしないと開かない仕様に変更されていた➡エンターキー入力からダブルクリックに変更

 

■表示されている場合
・3番でボタンを押したてからページが開くまでに30秒以上かかっている(サイトやアプリが重い)

 ➡4番のタイムアウト時間を60秒など余裕をもたせた時間にする

・4番で設定した画像部分のデザインが変わっている
 ➡4番の画像を設定し直す

・アプリが起動した際のウィンドウサイズが小さく4番の画像が隠れてしまっている
 ➡アプリを起動した際にウィンドウ最大化の作業を追加する

 

このようにエラーの原因を突き止めて、改善する必要がございます。

エラー時のポップアップ画面や実行ログだけで解決できない場合は、「エラー箇所の少し前から確認する」「ロボット実行の様子を監視する、もしくは画面を録画しておく」などが原因の解明方法としては有効になります。

 

EzRobotでは多くの導入実績と自動化ノウハウがございます。

社労士業務の自動化経験豊富なサポートスタッフも多数在籍しておりサポート料は無料となっております。

RPA導入を検討されいる、導入済だが自動化が進んでいない社労士事務所様は是非一度お問い合わせくださいませ。

 

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