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雇用保険被保険者資格取得届の作成を自動化④ ~変数の応用~

投稿日:2020-12-17
社労士RPA、生年元号

こんにちは。社労士事務所RPA研究会事務局です。

ハローワークインターネットサービス内の
「雇用保険被保険者資格取得届」の入力画面を確認していくと、
前回の「雇用保険被保険者資格取得届の作成を自動化③」でご紹介した
“変数を使った入力”の考え方は、ほかの項目にも幅広く応用できることがわかります。

今回は、実務上つまずきやすい
プルダウン(選択肢)項目の指定方法を中心に整理してみます。


「6.性別」の場合

プルダウン項目は、Excel側で数値化してから変数へ格納するのが基本です。

  • 男性:1

  • 女性:2

雇用保険被保険者資格取得届、性別

あらかじめExcelで
VLOOKUP等を用いて「文字 → 数値」の置換表を作っておくと、
ロボット側は“数値を貼るだけ”の処理にできます。


「7.生年月日」の場合

元号の指定もプルダウン項目ですので、同様に数値に変換して指定します。

  • 大正:1

  • 昭和:2

  • 平成:3

  • 令和:4

雇用保険被保険者資格取得届、元号

一方で「年」の箇所はプルダウン形式ではないため、
Excelシートからそのままコピー&ペーストで問題ありません。

また「月」「日」についても、
日付をそのまま変数に格納することで指定が可能です。

雇用保険被保険者資格取得届、月

雇用保険被保険者資格取得届、日

なお、生年月日については
VLOOKUPを使わず、
Excel側で入力形式を整えた上で指定している例もあります
(※前回までの設計ルールに合うやり方で統一できればOKです)。


「9.被保険者となったことの原因」の場合

こちらもプルダウン項目ですので、
選択肢を数値で指定できるようExcel側で準備します。

雇用保険被保険者資格取得届、被保険者となったことの原因

  • 新規雇用(新規学卒):1

  • 新規雇用(その他):2

  • 日雇いからの切替:3

  • その他:4

  • 出向元への復帰等(65歳以上):5


ほかのプルダウン項目も同様の考え方でOK

このように、

プルダウン形式の項目はすべて
Excel側で数値置換の仕組みを用意しておくと、
ロボット設計が一気にシンプルになります。

社労士RPA、元号数字

社労士RPA、生年元号

社労士RPA、生年年

社労士RPA、生年月

社労士RPA、生年日


③ この段階でやるべきこと

ここまでの作業で、
「転記元から転記先へ、どの順序で、何を、どう貼り付けるか」
という全体像を固めることができます。

大枠の流れをつかんだ上でロボット作成に入るため、
この時点ではまだロボットを組む必要はありません。

次回は複数人の処理をする方法についてご紹介いたします。

 

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