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RPAによる公文書取得の自動化②

投稿日:2020-12-23
RPAによる公文書取得の自動化②~社労夢~

こんにちは。社労士事務所RPA研究会事務局です。

RPAによる公文書取得の自動化①の続編となります。

前回コラムの中で触れた
「意外と、普段使用しているソフト(社労士向けツール)を使いこなせていない」
というお話について、実際に複数の社労士事務所様と
ロボット作成のヒアリングをさせていただく中で、

「社労夢って、そんな使い方や機能もあったんだ。これは便利。」

といった反応をいただいた“意外と知られていない”使い方を、
いくつかご紹介いたします。

※2020年12月時点での内容になりますので、今後のアップデートにより仕様は変更になる可能性もございます。


送信案件一覧画面での便利な機能

■ 公文書保存未完了のみ表示

「送信案件一覧」画面にある
[公文書保存未完了のみ表示] のチェックボックスを使用することで、
公文書保存が未完了のものだけを絞り込んで表示できます。

※書類一覧の設定で
「送信案件一覧の[公文書保存完了]に『済』と表示する」
にチェックを入れている場合、
「済」となっているものは「公文書保存未完了のみ表示」で
一覧に出てこなくなります。

■ 検索結果ファイル出力(CSV出力)

画面左下にある [検索結果ファイル出力]ボタン をクリックすると、
検索結果を CSV形式で出力 することができます。

RPAで公文書取得ロボットを組む際には、
このCSVをExcelで開き、
「どの案件のどの公文書を取得するか」を整理するベースとして
活用することができます。

■ 表示項目の編集

「表示項目の編集」から、

  • 表示したい項目

  • 非表示で構わない項目

をカスタマイズできます。

RPAで扱う際に必要な情報だけを表示させることで、
画面確認の手間を減らしつつ、ロボット側の判定もシンプルにできます。

■ 「状況」と日付の関係

「状況」が手続終了になった案件については、
申請日が半年前であっても「手続終了時点の日付」が基準になります。

この仕様を理解しておくと、
「いつの手続き分まで対象とするか」をRPAで判定する際の
ロジック設計に役立ちます。


書類一覧画面での便利な操作

■ キーボードによるチェックボックス操作

「書類一覧」画面の [選択] 欄にあるチェックボックスは、
マウスクリックだけでなく キーボード操作でもチェックできます。

  • 対象の行にカーソルを合わせた状態で SPACEキー:チェック/解除

  • TABキー/SHIFT+TABキー:左右の移動

この仕様を知っておくと、
RPAでキーボード操作をメインにしたシナリオを組む場合にも
動作が安定しやすくなります。

■ 公文書ファイル名は手続きごとに固定

公文書ファイル名は、
手続きごとに決まった数字(名称)が付与される仕様になっています。

一定の規則でファイル名が決まるため、
RPA側でも

  • 種別ごとに判別

  • 保存先フォルダを振り分け
    といった処理がしやすくなります。


専用ソフトの仕様を知ることも“業務効率化”の一部

普段の業務の中では、
ここまで細かい仕様を意識する場面は少ないかもしれません。

しかし、各ソフトの仕様・特徴・機能を理解し活用することで、

RPAで指示する工程を省略し、よりスマートにロボットを組めるようになります。

便利な機能を使いこなすことも、
立派な業務効率化の一手です。

人間が行う作業時間は、とても貴重なリソースです。
>>>>>>>>>>>>>>>ロボットの作成と同時に、専用ソフトの新しい使い方を発見できると、
今後も手動で行う業務の改善にもつながっていきます。

 

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