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RPAによる公文書取得の自動化③~社労夢~
社労夢による公文書取得ロボット作成の際に使用した、今までのコラムではご紹介していないRPAの機能のひとつを解説させて頂きます。
社労夢を使用中、API接続の際に「RemoteApp」という画面中に、接続を選択しても次へ進まず、再度押さないと接続ができないといったケースが度々起こりました。
当コラムに辿り着くまでに
RPA なんで止まる
RPA 使えない
RPA 社労夢 動かない
RPA 社労夢 無理
などで検索していませんか?
この問題、解決するにはコツがいります。
この動作を単調な画像クリックや現れるまで待機のみを使用した場合、思うように次へ進まなかった際にエラーとなってロボットが停止してしまいます。
こちらを安定稼働させるため、今回は「エラー検知」を使用いたしました。
エラー検知を選択すると
try 開始
catch
finally
try 終了
といった作業内容が表示されます。
こちらの仕組みは
try開始
A
catch
B
finally
C
try終了
まずAを実行。A実行中にエラーが発生した場合、エラー発生しない場合によってその後が変わる。
・エラー発生時
Aを中止し、B→Cを実行
・エラーなし
A→C
となります。
今回のケースでは
・try 開始
API社労夢のボタンをクリック
接続ボタンが現れるまで待機
接続をクリック
メニュー画面が現れるまで待機
・catch
API社労夢のボタンをクリック
接続ボタンが現れるまで待機
接続をクリック
メニュー画面が現れるまで待機
・finally
・try 終了
上記の動作を組み込むことにより、もし正常に読み込まなかった場合には、再度API接続の動作を行うという処理が可能となりました。
RPAによるロボットを組む際には、上記のような工程や考え方が必要であり「ちょっと難しい」という印象を持つ方も少なからずいらっしゃるかと存じます。
RPAソリューションズのEzRobotでは、弊社にて作成済のシナリオを無料でダウンロードして微調整のみですぐに使うことが可能です。
是非、お気軽にお問合せください。