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産前産後/育児休業等取得者申出書をRPAにより自動化①
今回は「産前産後休業取得者申出書変更(終了)届」「育児休業等取得者申出書(新規・延長)終了届」の2種類をRPAにより業務自動化したケースをご紹介させて頂きます。
こちらが「産前産後休業取得者申出書変更(終了)届」をExcelで開いた際に表示されたものになります。
そしてこちらが「育児休業等取得者申出書(新規・延長)終了届」をExcelで開いたものです。
多少の違いはありますが、どちらも似ていますね。
セットで使用することが多いかと思いますし動作内容もほぼ一緒なので、2つ分のロボットをまとめて解説させて頂きます。
こちらのロボットの大枠は
① Excel等から情報を参照し、変数に格納
② 「産前産後休業取得者申出書変更(終了)届」または「育児休業等取得者申出書(新規・延長)終了届」へ、変数に格納した値を入力
③ 入力が終わったら指定のフォルダへ保存
④ 対象の人数分だけ繰り返し
となります。
必要なものはRPA用のExcelシート(入力元)と、上記のExcel(入力先)となります。
「そこまで膨大な作業ではないが、地味に手間がかかるから自動化できるなら助かる」ということで今回ご依頼を頂きました。
現在はこちらの作業、RPAにより完全自動化に成功しております。
今回は全てExcel内で完結する形でご紹介いたしますが、事業者情報や従業員情報等を社労士専用ソフト(社労夢、SmartHR、セルズ、オフィスステーション、給与奉行など)から取得する形で組むことも可能です。
今回のロボット作成の際に、特にこだわったポイントは「RPA用のExcelのフォーマット作成」と「〇をつける動作」です。
RPA用Excelのフォーマット作成については過去のコラムでもご紹介したように、今回のロボットでも必須の内容となります。
今回はこのように、4つのRPA用シートを作成いたしました。
・RPA産休育休リスト
・事業者情報
・産休育休リスト変換
・丸
の4つとなります。
非常に完成度の高いRPA用Excelシートが完成しましたので、今後のコラムにて細かく解説させて頂きます。
今回ロボットで使用する「RPA用Excelシート」は、いろいろな業務自動化に活用ができる「アイデア」が詰まっております。
理解できた後には「あれもこれも自動化できる」と、いろいろとRPAで組めるイメージを持って頂けるのではないかと感じております。
後ほど、細かく解説させて頂きます。
次回コラムでは「〇をつける動作」について、ご紹介いたします。
RPAによるロボットを組む際には、上記のような工程や考え方が必要であり「ちょっと難しい」という印象を持つ方も少なからずいらっしゃるかと存じます。
RPAソリューションズのEzRobotでは、弊社にて作成済のシナリオを無料でダウンロードして微調整のみですぐに使うことが可能です。
是非、お気軽にお問合せください。