RPAコラムRPA-COLUMN
産前産後/育児休業等取得者申出書をRPAにより自動化④
今回は「産前産後/育児休業等取得者申出書をRPAにより自動化③」の続きを解説させて頂きます。
ロボットの動きとしては
「Excel内の情報を変数に格納→入力先に値を貼付け」
という動きになるのですが、「変数に格納」という動作を行う際に
「データ取込(リスト一括取り込み)」という機能を使用します。
※雇用保険被保険者資格取得届の作成を自動化⑦にて触れております。
リスト一括取り込みを使う際、RPA(EzRobot)では
「1行目を変数名として使用する」
という機能があります。
つまり、A1~H1のセルを結合してしまうとひとつひとつのデータを認識することができなくなってしまう為、違う名前(変数名)を入力してロボットが判別できる仕組みにしております。
A1は下記画像のように「事業者整理記号1」
B1は下記画像のように「事業者整理記号2」
C1は下記画像のように「事業者整理記号3」
と、ひとつひとつに番号を振っています。
同様に、郵便番号に関しても
I1は「事業所郵便番号1」
J1は「事業所郵便番号2」
という名前を振っております。
こちらの1行目の情報を全て「変数名」として認識して、2行目の値を一括で変数に格納します。
小分けにしている理由は、下記画像のように入力先が全て分かれている為です。
上記画像の範囲内ですと
・事業者整理記号
・事業者所在地の郵便番号
・事業者所在地の電話番号
・個人番号(基礎年金番号)
・被保険者氏名
・被保険者生年月日
・出産予定年月日
と、ほとんどの項目がひとつひとつに分かれています。
雇用保険被保険者資格取得届の作成を自動化①でご紹介した内容と、同様の考え方になります。
RPAによるロボットを組む際には、上記のような工程や考え方が必要であり「ちょっと難しい」という印象を持つ方も少なからずいらっしゃるかと存じます。
RPAソリューションズのEzRobotでは、弊社にて作成済のシナリオを無料でダウンロードして微調整のみですぐに使うことが可能です。
是非、お気軽にお問合せください。