RPAコラムRPA-COLUMN
RPAによる自動化業務を増やすポイント ~フルオートではなくセミオートという考え方~
以前のコラムにて「自動化業務を増やすポイント」として、以下の2点をご紹介させて頂きました。
① RPAが扱える情報を増やす
FAX(紙)やPDFといった“そのままの状態ではRPAでは扱うことができない情報”をOCR(画像のテキスト部分を読み取り文字データに変換する技術)を使い、PC内にデータを取り込む。
もしくは紙媒体やPDFで行っていた情報のやり取りをExcelやCSVに切り替えることで、RPAが操作できる情報を増やす。
② 業務の標準化
・業務フローを皆で揃える(業務に明確なルールを設ける)
・フォーマット(形式)を揃える
・やり取りするツール、業務に使用するツールをなるべく1つに揃える
このように業務の標準化を図ることで自動化が可能となります。
自動化業務を更に増やすために
更に自動化できる業務を増やしたいという方に今回ご紹介させていただくのが
「フルオート」ではなく「セミオート」という考え方になります。
もともと全て人間が行っていた業務を、RPAで自動化しようとする際に
どうしても部分的に
「人間の手で行わなければいけない」
「人間の判断を必要とする」
というケースも出てきます。
業務フローで見た際に
「7割~8割はRPAで可能だが2割~3割は人間がしなければならない」
という場合に
「この業務は自動化出来ない」
という判断をしてしまう方がいらっしゃいます。
しかしRPAによる大幅な「効率化」に成功している企業様の多くは
このような「業務の部分的な自動化」に積極的に取り組んでいる企業様になります。
また、RPAには
RPA動作中、一時停止して担当者にアラートを出す
↓
1度人間の判断・人間の作業を入れる
↓
RPAに作業を再開させる
上記のような使用方法を採用することにより「部分的な自動化」は様々な業務に適応できる可能性がございます。
「部分的な自動化」というRPAの活用方法を取り入れることで
今までは自動化の対象に入っていなかった部門での業務なども候補に入ってくるのではないでしょうか
「フルオート」のみのRPA活用が済み、更なる自動化についてご検討の際には
是非「セミオート」の考え方を取り入れて頂き、RPAによる業務自動化の範囲を広げていただけますと幸いです。
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