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産前産後/育児休業等取得者申出書をRPAにより自動化②

社労士RPA 31

 

産前産後/育児休業等取得者申出書をRPAにより自動化①」の内容に続いて、「〇をつける動作」について解説させて頂きます。


入力先である下記のこちらの項目

社労士 RPA 育休産休01

に、〇をつける項目があります。

 


〇の図形を作って、このように貼り付けることにしました。

社労士 RPA 育休産休02

 

RPA用のシートに「丸」という、図形だけが入ったシートを下記のように用意してあります。

社労士 RPA 丸

こちらの「〇の図形」をコピーして、入力先にペーストするという動作です。

 

 

しかし、このまま対象のセルを選択してペースト(ctrl+V)をすると、このようにセルの左上の端にきてしまいます。

社労士 RPA 育休産休03

 

ですので、例えば被保険者生年月日の項目の場合、〇をペーストした状態(選択している状態)で、キー操作「→、↓」を押すことによって移動させる流れにしました。

「入力元が昭和の場合は、→を※回押してから、↓を※回押す」
「入力元が平成の場合は、→を※回押してから、↓を※回押す」
「入力元が令和の場合は、→を※回押してから、↓を※回押す」

という条件分岐により実現が可能となりました。

 

しかし「非常に時間がかかる」という点が気になりました。

というのも、→を1回、↓を1回、それぞれ1回押す動作だと、ほんの僅かしか〇が移動してくれません。

これでは繰り返し回数が30回、40回と、大量に必要になってしまいます。

もっと早く処理できないかと考えたところ、解決策がありました。

 

RPA機能内(RPAソリューションズ:EzRobotを使用)にて、「キー操作」の作業対象画面はこのようになっています。

社労士 RPA キー操作1

こちらの指示は「↓のキーを、15回、0.1秒毎に押す」という指示です。

 

作業対象画面内の「1操作ごとの待機時間」という箇所を「0.0」に指定しました。

社労士 RPA キー操作2

こちらのようになりました。こちらの指示は

「↓のキーを、15回、0.0秒毎に押す」という指示です。

つまり人が行う「長押し」と同等の効果がありました。

こちらにより、〇をつける作業時間が大幅に減少された形で実現可能となりました。

 

 

RPAによるロボットを組む際には、上記のような工程や考え方が必要であり「ちょっと難しい」という印象を持つ方も少なからずいらっしゃるかと存じます。
RPAソリューションズのEzRobotでは、弊社にて作成済のシナリオを無料でダウンロードして微調整のみですぐに使うことが可能です。
是非、お気軽にお問合せください。


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